■クエスチョンマークが逆さま「¿」ビックリマークも「¡」
他の言語にはないスペイン語の特徴として、クエスチョンマークとビックリマーク(エクスクラメーションマーク)があります。例えば以下の文をみてください。
¿Tienen una habitación libre?
(部屋は空いていますか?)
¡Qué rico!
(なんておいしいの!)
(部屋は空いていますか?)
¡Qué rico!
(なんておいしいの!)
文章の先頭に面白いマークがありますね。疑問文の場合は「¿」、感嘆文の場合は「¡」です。
これらはそれぞれ逆疑問符、逆感嘆符と呼ばれ、その文章が疑問文なのか感嘆文なのかを示すものなのです。なぜスペイン語にこのようなものがあるかというと、英語と違って疑問文のときも肯定文と語順が変わらないためです。以下の文章がその例です。
Se puede sacar fotos.
(写真を撮ってもいいです。)
¿Se puede sacar fotos?
(写真を撮ってもいいですか?)
(写真を撮ってもいいです。)
¿Se puede sacar fotos?
(写真を撮ってもいいですか?)
会話している場合は関係ありませんが、文章の場合、文が長いと最後まで読まなければ疑問文かどうかわからないので、最初に目印を付けてしまうおうというわけです。この逆疑問符・逆感嘆符は1754年にスペイン王立アカデミー(Real Academia Española)によって採用され、しだいに定着していったそうです。
ただ、打つのが煩わしいのかインターネット上の書き込みやショートメールなどでは省略されることも多いようです。
次は「スペイン語の勉強方法」
前記事「スペイン語と英語の違い」へ戻る
旅行関係に限らず日常などで使えるスペイン語のフレーズを紹介します。 記事数が多くなるので、下記リンク先の記事一覧にまとめました。
もっとスペイン語表現を覚えよう(記事一覧)
↓ホセが教えてくれるスペイン語
メニュー
驚くほど身につくスペイン語
クラウン西和辞典
やさしいスペイン語文法