■saber/conozer(~をしっている)
スペイン語には「知る」という単語が2つほどあります。
saber(サベール)
conozer(コノセール)
conozer(コノセール)
両者の違いは
「知識として知っている」場合「saber」
「体験的に知っている」場合「conozer」
になります。
日本人としては両者の使い分けは難しいので、1つ例を挙げます。
例えば、同じクラスの友達があなたに次のような質問をしました。
「隣のクラスの山田君って知ってる?」
あなたはまずこの質問の意図に悩むのではないでしょうか?この質問の意図には2つの可能性があります。
①単に山田君という人が隣のクラスにいることを知っているか?
②山田君と友達で話したことがあったりするか?
この1つ目が「saber」で2つ目が「conozer」です。
実は英語にも似たような表現があります。
I know Iniesta.
(私はイニエスタと知り合いです。)
→ 会って話したことがある
I know of Iniesta.
(私はイニエスタを知っています。)
→ 会って話したことはない
(私はイニエスタと知り合いです。)
→ 会って話したことがある
I know of Iniesta.
(私はイニエスタを知っています。)
→ 会って話したことはない
ざっくり言うと「saber」より「conozer」の方がより詳しく知っていることになります。使い分けは難しいので、旅先で使う分にはどちらか1つを覚えておけばいいでしょう。
■sabe/conoze(~をしっているか?)
それでは「~を知っていますか?」と質問するスペイン語表現を使ってみましょう。先ほどの「saber」「conozer」を活用させて使います。
¿Sabe Iniesta?(サベ イニエスタ?)
(イニエスタと知り合いですか?)
¿Conoze Iniesta?(コノセ イニエスタ?)
(イニエスタを知っていますか?)
(イニエスタと知り合いですか?)
¿Conoze Iniesta?(コノセ イニエスタ?)
(イニエスタを知っていますか?)
■No se/No conozco(知りません)
次に質問された場合の返答の仕方です。
単純に以下のよう言えばよいでしょう。
No se.(ノ セ)
No conozco.(ノ コノスコ)
(知りません。)
No conozco.(ノ コノスコ)
(知りません。)
■No entiendo/No comprendo(わかりません)
ちなみに「わかりません」は、スペイン語で以下のように表現します。
No entiendo.(ノ エンティエンド)
No comprendo.(ノ コンプレンド)
(知りません。)
No comprendo.(ノ コンプレンド)
(知りません。)
英語の「I don't understand.」に相当します。
またスペイン語が話せないことを伝える場合、
No hablo español.(ノ アブロ エスパニョール)
(私はスペイン語が話せません。)
(私はスペイン語が話せません。)
とすればよいです。
「hablo」は「話す」という意味の動詞「hablar」(アブラール)の活用形です。 (「hablar」の活用についてはこちらを参照ください。)
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