■自己紹介
自己紹介はとりあえず以下の2つを言えるようにしておけばよいでしょう。
・名前
・出身地
名前と出身地をスペイン語で表現すると、
Soy Taro.(ソイ タロウ)
(私はタロウです。)
Soy de Japón.(ソイ デ ハポン)
(私は日本から来ました。)
(私はタロウです。)
Soy de Japón.(ソイ デ ハポン)
(私は日本から来ました。)
となります。
「soy」は「ser」という動詞の活用形で、英語のbe動詞に相当するものです。「de」はいろいろ意味がありますが、この例では「from」に相当します。主語「私」は省略されています。(後述のser動詞を参照)
よって、英語だとそれぞれ
I am Taro.
I am from Japan.
I am from Japan.
になります。
「Japón」の発音は「ジャポン」ではなく「ハポン」ですので、気をつけましょう。スペイン語で「j」はハ行の発音になります。
出身地の表現には、以下のように「日本人」という単語を使った表現もあります。
Soy Japónes / Japónesa.(ソイ ハポネス/ハポネサ)
(私は日本人です。)
(私は日本人です。)
ただし、男性の場合「Japónes」、女性の場合「Japónesa」というように性別によって語尾が異なります。最初のうちはどっちがどっちか忘れてしまうので、もし覚えられない場合は先ほど紹介した以下を使っておけばよいでしょう。
Soy de Japón.(ソイ デ ハポン)
■ser動詞
ここで英語のbe動詞に相当するser(セール)動詞について少しお話します。
スペイン語は主語が省略できます。
先ほど紹介した以下の文は「私」という意味の「Yo」が省略されています。
Soy Taro.(ソイ タロウ)
(私はタロウです。)
(私はタロウです。)
省略せずに書いた場合、
Yo soy Taro.(ジョ ソイ タロウ)
(私はタロウです。)
(私はタロウです。)
となります。
主語が省略できて楽だと思いきや、主語が省略できるがゆえに、主語が何かを判断する材料が必要になってきます。この判断は動詞の活用で行うことになります。
例えば、以下の文は主語「私(Yo)」が省略されています。
Soy Taro.(ソイ タロウ)
(私はタロウです。)
(私はタロウです。)
また以下は主語「君(Tú)」が省略されています。
Eres Taro.(エレス タロウ)
(君はタロウです。)
(君はタロウです。)
ほぼ同じ表現なのに動詞が「soy」と「eres」のように異なっています。これは主語によって動詞の形が変わるためです。逆に言えば、動詞の形で主語が判断できるのです。「soy」も「eres」も同じser動詞が変化した形なのです。
このような動詞の活用はser動詞に限らず、全ての動詞に当てはまります。この活用の多さがスペイン語を勉強する上での壁になります。
なおser動詞の場合、以下のような活用になります。
主語 | ser動詞 | 主語 | ser動詞 |
---|---|---|---|
yo(私) | soy | nosotros(私たち) nosotoras(私たち) | somos |
tú(あなた) | eres | vosotros(あなたたち) vosotoras(あなたたち) | sois |
él(彼) ella(彼女) usted(あなた) | es | ellas(彼ら) ellos(彼女ら) ustedes(あなたたち) | son |
1つの動詞だけで、これだけ覚えなければなりません。さらに過去形、未来形などによってまた変わるのですから大変です。但し、ある程度の規則があるので、すべて暗記する必要はありません。(動詞の活用についてはこちらをご覧ください。)
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